
第3話 費用はどれくらい?
でも、そんだけの広告を配信するってなると結構お金かかるんじゃないの?
んー、まず広告にはたくさんお金がかかるって考えがリスティングには当てはまらないんだよ。
え?どういうこと?
インターネット広告は多くの場合「クリック単価方式」という課金方式なんだ。これはクリックされた際にだけお金がかかる方法なんだ。言い方を変えれば表示されるだけならお金がまったくかからないんだ。
え?広告なのに?
1クリックに対しての請求になるからクリックされなければお金は請求されないんだ。しかも、1クリック当たりの価格は自分で設定できるんだよ!
すごい!じゃあ自分の決めた金額だけ払えばいいってこと?
そうだね!ただ、クリック単価は入札方式で決定されるから、ライバルが多い業界ではあまり低い金額で掲載するのは難しいね。
その金額って何が基準になってるの?
基準はキーワードだね。同じキーワードを登録しているライバルが多ければ多いほど入札単価は高騰していくね。
オークションみたいなものか・・・。
まさしくキーワードのオークション!でも、競合他社が出していない人気のないキーワードだと金額はどうなるかな?
人気がないなら安いよねー。
その通り!人気のないキーワードで、ユーザーが多くサイトを訪問してくれるキーワードが見つけられれば・・・?
安い金額でお客さんが来てくれるんだ!
そういったキーワードを見つけるのもマーケティングのプロのお仕事だね。人とは違った目線、ユーザー目線から見て的確に効率的な場所を見つける。いいマーケターはこれが可能だね。
■まとめ
- 費用は決められているものではなく、広告出稿者が任意に決められる。
- 広告の課金はクリックが発生した場合だけ。
- キーワードによって入札単価が変わってくる。
ディスプレイ広告ってのもあるって言ってたけど、そっちはどうなの?
ディスプレイ広告ね。おさらいしておこう。ディスプレイ広告とは、どんな広告でしょうか?
webページを見ているときに表示される四角いバナーのことだよね?
そう、他にも画像だけではなくテキスト型の広告も含まれているんだけどね。そういった枠に掲載する広告をディスプレイ広告っていうんだ。
枠に掲載する・・・ってことは固定料金?
いや、これも実はクリック課金なんだ。
でも、検索連動型広告と違ってキーワードを入れたりしないんじゃない?
よく気づきました。その通りで、ディスプレイ広告は基本的にはキーワードに依存する広告ではないんだ。でも、ディスプレイ広告はユーザーの興味関心や行動に基づいて表示させられるって話はしたよね?ということは、検索連動と同じく、一つの場所を狙うライバルがいるってコトなんだ。
なるほど、そのライバルと入札をするんだ。
そう、でもディスプレイ広告は設定方法が本当にたくさんあるから、組み合わせで色んな配信ができるんだ。一つの設定でも項目が何百ってあるんだよ。その設定方法がまた何通りもあるから、組み合わせの数は・・・?
想像もできないね・・・。
でもマーケティングの専門家はそういった設定項目をうまく組み合わせて最適な配信を行ってくれるんだ。組み合わせを考えて、費用が抑えられながら成果の出る場所を探していくんだよ。
画像の広告を配信するのも費用をこっちが決められるんだね。
■まとめ
- ディスプレイ広告もクリック課金方式がある。
- 果てしない設定の組み合わせで最適な配信方法をマーケティング専門家が見つけてくれる。
- 画像広告もこちらがクリック単価を設定し、配信できる。
そうなんだ。でも、広告費用の目安もわからないなー。
そうだよね。そこはクライアントさんの目標とその市場、配信量などで決めることができるよ。
え?そうなの?
うん!キーワードや画像広告には統計的に見てある程度の目安があるんだ。だから、その目安を元に費用が算出できる。
なるほど!なるべくいっぱい、広告費が使えるだけ使いたいけど目標は特に決まってない場合は?
目標を決めてから運用してもらうことが望ましいけれど、そういった場合なら予算額を提示するのが効果的だね。1ヶ月にいくらまで使います。それ以上は使えない!と最初に言ってしまおう。
そんなことまで言っといても大丈夫なの?
言っておかないと、マーケティングのプロもクライアントの予算までは予想できないからね。月の予算はしっかり伝えておこう。その予算内で広告運用をしてください!って伝え方がベストだね。
あんまり予算ないと嫌がられそう・・・。
そんなことはないよ。大事なことは「売りたい、紹介したい」っていう気持ちだよ!Memorynatorなら予算に応じた配信量、方法を提案してもらえるから、そのなかで一緒に目標を考えよう。
なるほど。月の限度額が最初から決まっているならこっちとしても安心して任せられるね。
そういうこと。自分のしたいコトはしっかり伝えて、そこからマーケターと相談していくことが大事だね。
■まとめ
- リスティング広告は予算を決めてから、その予算内での設計をしてもらえる。
- マーケティング専門家としっかり打ち合わせをして、自分のしたいことを伝えることが大事。